お悩み
- 投資信託の積立て始めたいけど、どの商品を選んだらいいか分からない。
- 投資信託の積立でできるだけ損をしたくない。
そんな悩みに答えます。
この記事では、
20年以上投資信託の積立てを行ってきて1千万以上の利益を出した経験を元に、利益が出やすい投資信託の商品の選び方を紹介します。
積み立てをする上で最も重要なのが商品選びです。間違った商品を選んでしまうと、利益が出づらく損失ばかり増えてしまいます。
ではいってみましょう。
この記事の内容はこちら。それぞれ詳しく説明していきます。
Contents
インデックス型商品
投資信託には主に2種類の商品があります。
- ファンドマネージャーが上がりそうな銘柄を選んで運用してくれるタイプのアクティブ型
- 日経平均やダウ平均、S&P 500などと同じ値動きをするインデックス型
です。
なんとなくアクティブ型が良さそうに思えますが、ファンドマネージャーといえども勝ち続けることが出来きません。
さらに運用コストが割高なため常に平均点が取れるインデックス型の方が利益が出やすく、インデックス型を選ぶのが正解です。
株価が上昇している国の商品を選ぶ
皆さん日経平均の株価の最高値をつけたのがいつか知っていますか?
正解は1988年です。
その後日本の株価は最高値を更新できず上がったり下がったりを繰り返しています。
ちなみに日経平均のチャートはこちら。
日本の株価しかみていない人は、株価ってそんなものだと思っている人も多いかもしれませんが、こちらのチャートをご覧下さい。
これはアメリカの株価指数S&P500のチャートです。
リーマンショック、ITバブル、ブラックマンデーなど様々な恐慌を経験していますが、いずれもその当時の高値を更新しています。
※○○ショックがいつ?というより、凸凹しながらも右肩上がりで上昇していることに注目。
現在はコロナショックで高値から若干下がっていますが、これまでの様子を見る限りコロナが落ち着けば最高値を更新する可能性が高いと僕は考えています。
こんな感じで、右肩上がりのチャートを描いている国の投資信託を購入すると良いですね。「右肩上がり=いつ買っても利益が出やすい」 ということです。
具体的にはアメリカのインデックス型が右肩上がりのものが多いです。
アメリカは、
ポイント
などから今後も右肩上がりのチャートが継続する可能性が高いと思っています。
このような投資信託があれば、タイミングを気にせず買って持ち続ければ誰でも儲かりますからね。
低コストの商品
アメリカのインデックス型であれば残りのチェックポイントはおまけみたいなものですので、さくっと行きます。
低コスト=コストが低いので投資家は儲かりやすいと言う仕組みです。
投資信託には
- 売買手数料(投資信託の売り買いの時に発生するコスト)
- 信託報酬(日々の運用コスト)
の2種類があります。
大手ネット証券ではメジャーな商品は売買手数料は0のものがほとんどなので、
注目すべきは信託報酬です。
10年前と比較するとインデックス型で売れ筋のものはどの商品も十分に低コストでほぼ誤差みたいなものですが、信託報酬は0.02%以下のものが良いですね。
資産規模が大きいものを選ぶ
資産規模とは投資信託の運用総額です。
投資信託はある程度の運用規模がないと運用会社側の利益が出づらく、償還と言って運用が終了となってしまう場合があります。
強制的に解約になってしまう可能性が高いので、コロナショックなどマイナスの時点で償還になったら目も当てられませんね。
具体的にどのくらいの規模ならOKなのかは難しいですが、個人的には最低でも50億円以上のものがよいと思います。証券会社のHPに記載されているランキング(積立てランキングなど)で上位のものであればまず心配ありません。
逆に言うと、新しく発売された商品にすぐ飛びつくことはやめておいた方が無難かもです。
資産規模がどの程度になるか分からないし、人気が出ずにすぐに償還なんてこともあるかもしれないからです。
分配金を出さない商品が良い
分配金は出さない商品が良いです。
分配金を出すと複利効果が薄まってしまい利益が減ってしまいます。
一時期毎月分配型の投資信託が流行っていましたが、自分で投資した元本からタコ足のように分配金を出す商品がありました。
そのような商品は全く儲からないです。
おすすめの商品3選
結局どれがオススメなの?ってことで、
個人的にオススメの商品はこちら。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指標に連動します。
聞いたことがない指標だと思いますが、アメリカの市場全体に投資する商品と考えておけば間違い無いです。
S&P 500はその名の通り 500銘柄に分散した指標に対して、市場全体なので3500銘柄に投資されています。
分散されている&これから大化けするかもしれない小型株にも投資されるのが良い点です。
小型株が含まれているので、これまでのパフォーマンスはS&P 500に比べるとちょっと良い場合もありますが、ほぼ好みの問題のレベルです。
信託報酬は0.162%と低コストで、純資産額は1000億を超えているので問題なし。
idecoで積立てができるのは楽天証券のみ。つみたてNISAは楽天、SBI、マネックス、カブドットコム証券で積立て可能です。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
この商品はS&P 500に投資する商品です。
信託報酬が0.0938%程度とかなり低コストな商品。純資産額は 500億を超えているのでこちらもオススメです。
大手のネット証券だとSBI証券、マネックス証券で買え、つみたてNISAに対応。
ideco はSBI証券でも無理のようです。idecoは別の商品を検討しましょう。
eMAXIS Slim 米国株式
この商品もS&P 500に連動する商品です。
eMAXIS Slim信託報酬は年率0.0968%(税込)。
ただ、純資産額に応じて信託報酬が変更になる仕組みで、以下の表の通り資産額が増えると信託報酬も低下します。
ファンドの純資産総額に応じて | 信託報酬 |
500億円未満 | 0.0880% |
500億~1000億円未満 | 0.0875% |
1000億円以上 | 0.0870% |
※この表の信託報酬は税抜き
現在1500億円を超えているので、1000億円以上の部分の信託報酬は0.0870%と低コストです。
emaxis Slimシリーズの特徴は
「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける ファンド。」
なので、新しい商品や他の商品が信託報酬を下げると追随して信託報酬を下げることです。
さらに、楽天、SBI、マネックス、カブドットコム証券など販売会社が多いのも特徴です。いずれもつみたてNISA、idecoに対応していて買いやすいです。
まとめ
儲かりやすい投資信託の商品を紹介してきましたが、まとめると。
- インデックス型商品
- 株価が上昇している国の商品を選ぶ
- 低コストの商品
- 資産規模が大きいものを選ぶ
- 分配金を出さない商品が良い
ということで、アメリカのS&P500などに連動する低コストかつ資産規模が大きい分配金を出さない商品になります。
おすすめの商品は以下の3つ。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式
コロナの影響でなかなか積立てを始めづらいタイミングだと思うけど、逆に言うとバーゲンセールだとも考えられます。
(もうすでに株価は戻り気味ですが。。)
小額からでもよいので早く始めることをお勧めします。(右肩上がりなので早く始めたほうが儲かる可能性が高い。)
最後に投資は自己責任でお願いします。それでは。